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冶金法(追記)

色々考えた結果,遠赤外線カメラを作ろうと思い立った. いわゆるサーモグラフィですね.

カメラの素子が禁輸品っぽいので,密輸入する必要があるかもしれないのが気になりますが,
それ以上にレンズの入手性が問題になります. 住友電工あたりが作ってそうですが,売ってくれません.
#まぁ個人相手にだからしょうがない.

仕方ないので,自分でレンズ生成をすることにしました. 切削するには硫化亜鉛のインゴットを作る必要がありますが,これを作るには大変高価な装置が必要になることなどを考慮し, 冶金法によってレンズを作る事を検討したいと思います.


当然ご存知の事と思いますが,冶金法でレンズを生成する場合には,素材が粉末状でよい事になり,粉末の硫化亜鉛であれば,少々問題はありますが,部屋で精製可能です.

問題は金型を削りだす作業と焼結させる為のヒーターを作る必要があることですが, 幸いにして手元に調度良い電気窯があるのでこれを改造して使いたい所存.

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何気なくYahoo! オークションを見たら,硫化亜鉛(粉末)が20kg 2000円で売ってた. 思わず買いそうになった.
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by g_aks | 2009-09-26 21:56 | 最近のAKS

よせあつめ ・ 違和感

会社にて,「何でもいいから作れ」と言われたので,WebAPIを使ってあれやこれやするアプリを作った.

作れと言われて作ったものに対するコメントとして,「ただのAPIの寄せ集め」という何とも言い難いものが含まれていた.

そのレベルで話をするんであれば,君らが作ってるPCなんて半導体の寄せ集めに過ぎないんじゃないか. まぁこれを面と向かって言うのは僕が会社を辞めるときだからあと2年くらい先だな.

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大学時代はさほど気にも留めていなかったのだけれど,ツールを使える=設計・開発が出来る という謎の意識が世の中にはあるらしい. 

例:
回路図CADが使える → 回路設計が出来る
JAVA,C#が使える  → プログラムの開発が出来る
Thermal Desktopが使える → 熱設計が出来る

この理屈で言えば,鉛筆と絵筆が使える僕は画家並に絵が描ける事になるはずだが,世の中的にそういう認識は無いみたい. この部分に違和感を覚える今日この頃.

鉛筆が使えること と 商売になるレベルの絵が描ける事 が全く別次元なのと同じように,
コンピュータ上で動くツールが使えること と 商売になるレベルの設計が出来る事 は全く別次元だという事をこれからの吹いてまわりたい. 特に○○を設計している部署で声を大にしたい.
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by g_aks | 2009-09-26 00:02 | 思うこと

砂漠 3日目

食べ過ぎたがために辛い夜をすごしましたが,無事に日本への飛行機に乗り込むことが出来ました.
荷物も無事にアメリカから日本へ到達して,手元に爆弾3個がある状態になりました. よかった.

今回,初めて砂漠での実験を行いましたが,新しい知り合いが出来たこと,来年に向けて新しい爆弾を作る目標が出来たことが大きいなぁと思います. というわけで,多分来年もこの時期に砂漠に出没します.

何だかんだ言って,仕事以外の趣味的な技術開発の楽しさはやめられない・とまらないです. これからも定時に帰って趣味に時間を割く生活を続けてきたいと思います.
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by g_aks | 2009-09-20 01:22 | 最近のAKS

砂漠 2日目

テロリストのような部屋から本格的に砂漠に向けて出発. 午前6時だというのにカジノには人がいました. そんなに金が余ってるのかアメリカは. という感じです.

リノのホテルから車に揺られること2時間. Black Rock砂漠に到着しますが,ここまで何も無い空間に入るのは初めてじゃないかってくらい砂しかないです. が,4方を山々に囲まれているので,ひろくて何も無い奈良を思い浮かべればそれはBlack Rock砂漠です.

ちなみに,つい最近雨が降ったらしく足元がフガフガしていました.
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その後,昨日の爆弾と見間違えんばかりの風貌のCANSATをロケットに詰め込んで射場まで運びます. ふと足元に目を向けると,ロケットを運ぶ影が見えるんですが,どう見てもミサイルを運ぶゲリラ兵ですね. 物事を間接的に判断すると誤った判断を下すことにつながるという教訓がこういうところに隠れています.
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射場では陽気な古典的アメリカ人がロケットを発射台に取り付けてくれます. あぁ,やっぱこれミサイルだ. ちなみに,この砂漠から最寄の宿舎の人も,この実験は全てミサイル実験だと思っているらしいです. 
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あとは,離れた所から打ち上げを見守ることになります. 1~4kmくらいまで天候次第で打ちあがるみたいです. 音と雲が何とも爽快です. 日本では中々出来ないことだと思います.
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打ち上げた後は爆弾ことCANSATを追いかけます. 最初は不信な感じだった運転手のおばちゃんもかなりノリノリで追いかけてくれました. 今回カメラを載せて落としたので,その画像. 白いバスとその周りのわれわれが写っています.
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ちなみに,カメラつけたので無線のゲインが下がって無線通信が出来なかったという結果が出ました. 死に物狂いでノイズと戦うことになりそうです. 本当に申し訳ないことをチームの皆様にしたと思います.


さて,ひとしきり実験を終えてホテルに戻って夕食を食べましたが,日本の感覚で注文したら信じられない量の食べ物が出てきました. 流石アメリカンです.こんなに食べてたらそりゃぁ太るよ... というわけで,ここでも一人食べすぎでしんどくなって早期撤退. 本当に申し訳ないことをチームの皆様にしたと思います. ホントごめんなさい.

このように,半ばドクターストップ的に二日目を終えましたが,3日目は遂に日本に戻ります. 果たして僕のカバンは無事に出国審査を超えられるのか. 本当に不安で仕方ないです.
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by g_aks | 2009-09-18 22:55 | 最近のAKS

砂漠 1日目

何の因果か日本時間の一昨日くらいから,アメリカはネバダ州,リノに来ております. ちなみに仕事でもなんでもなく有給休暇の消費です.

日本を出発したのが15日の午後でした. 日本が誇る大先生やTV番組の編集の方(この人も趣味できてる)の3人で恐ろしいほど寒い飛行機に乗ってはるばるやってきました.

入国審査で,
「お前学生だろう?学生証見せろ」 といわれましたが,必死に自分が社会人であることを説明しました.
今にして思えば,僕はヒッピーですって言った方が早かったのかもしれないと感じます. 

今回砂漠での旅を共にする二人(先ほどの大先生と編集の方とはまた別)を現地で24時間ほど待つという非常に暇なスケジュールを組みました. 結果的に線形代数の本とSolid Codeを読むことが出来ました. 1次変換の持つ意味や固有ベクトルの意味など非常に理解が深まりました. Yg-labの弱い点は数学的な解析だと前から思っていたので,是非研究室の皆様にも読んでいただきたいです.

ちなみに,正確にはただいま砂漠の中ではなく砂漠近くのホテルに滞在しております.
お察しの方も多いかと思いますが,今回こんなカジノ以外に何も無いところにきているのは,Arlissという砂漠でロケット飛ばして遊んでるナイス・アメリカ人に頼んで,CANSATを打ち上げる事が目的です.

まぁCANSATって言っても誰もわからないと思うので写真でも.

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画面中央に移っている銀色に輝く円筒3つがCANSATなんですが,この写真だけ見るとテロリストが作った爆弾にしか見えないですよね. これをこのまま部屋において日中はカジノに行ったりする訳なんですが,まじめな話ハウスキープのおばちゃんとかに見つかったら通報されてもおかしくないレベルなので,ドアに「邪魔しないで!」という札を立てておきました. まだ捕まりたくありません.

というわけで,実際に砂漠に向かうのは日本時間で午後10時ごろ. 実際に砂漠で遊ぶのは18日ごろになるんじゃないでしょうか. また砂漠で走り回るAKSとかを写真におさめてアップします.
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by g_aks | 2009-09-17 13:44 | 最近のAKS
あれやこれややってたら丸いカメラが出来たので明日からネバダの砂漠でロケット使って打ち上げてきます(Arliss).

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カメラ

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撮影した画像(QVGA)

8MbitのSRAMの在庫が手元に無かったというかなり微妙なミスをやらかしたので今年は大きな画像は勘弁してやるよ!状態です. 大失敗


最近某S社以外の仕事(お金は無いけどとりあえず頑張れ)系が大変忙しくなって大変ですが,なんか変な人とか変な会社と悪巧みするのは楽しいのでこれからも定時を守ってS社で生活費を稼ぎたいと思います.
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by g_aks | 2009-09-14 06:10 | 最近のAKS

仕事

仕事が出来る事がばれた. もう大学に戻りたい.

本日,NO残業宣言を出しました. 僕は退職するまで残業をしない事を前提に仕事を割り振る事を要求.
上長さんやチューターさんは苦笑いしてましたが,割と本気です.
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by g_aks | 2009-09-11 01:24 | 最近のAKS

在庫管理

自分の部屋にある電子部品の在庫管理システムを仮稼動させてみた.割と便利.

でも,使ったことが自動的には反映されないんだよなぁ. そのうち整合性が取れなくなる予感.
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by g_aks | 2009-09-05 20:32 | 最近のAKS

デイ・オブ・ザ・デッド

前にも書いたかも知れないですが,デイ・オブ・ザ・デッドはゾンビ史に名を残すであろう非常に斬新なアイディアを用いたゾンビ映画である.

この斬新なゾンビを語る上で,先ずはゾンビというものが如何にして育まれ,そして進化したのかを考えねばならない. ところで,ゾンビとはアフリカや中東地域における宗教的な存在,神や霊的なものを示す言葉が語源であるとされている. 従来のゾンビは,生ける屍とは異なる意味を持つが,ここから論ずる内容は当然ながら生ける屍としてのゾンビである.

現在,多くの人が思い描くゾンビの性質, 「腐った死体のような風貌」,「緩慢な動き」,「人間の血肉を好む」,「襲われた人も,またゾンビとなる」というものは,ジョージ・A・ロメロという監督が作り上げたイメージである. ちなみに,ロメロ監督はゾンビ映画界においては唯一無二の存在として知られている名監督である. 現在ある多くのゾンビ映画がロメロ監督の作り上げたイメージの支配下にあることは事実であるが,一方で様々なオリジナリティを持たせることで差別化を図る作品も多く見られる.

ゾンビ映画の発達を見ることで,ゾンビの進化をたどってみたいと思う.

(ゾンビ創成期)
 創成期のゾンビ映画の主な特徴として,ゾンビの発生が黒魔術的な要素によるものが大半である.一部には地球外生命体などの要因も認められるが,極めて例は少ない. また,ゾンビという言葉自体が定着していなかった事もあり,生ける屍をゾンビと呼ばないケースも認められる.

(ゾンビ成熟期)
  ゾンビ創成期とは,主に1978年にロメロが映画「ゾンビ」を発表してから時期を示す事が多い. この当たりはゾンビ映画好きの間でも議論が常に分かれるところなのであるが,ゾンビというものの概念が固定された記念碑的な意味でも,この1978年という年を境として採用したい. この時期をもってゾンビは生ける屍と同義語として扱われる事となる. そして,ゾンビ映画界はある意味で悪い形に成熟されてしまう. とりあえず作れば一定の収益になるため,粗悪な映画が多く作れれた時期になる. 一方で,バタリアンシリーズなどの人気シリーズも展開された時期になる.
  この時期のゾンビ映画は,ゾンビ発生の原因として,ウィルスや化学兵器などの人為的要素を多く含むことが特徴として挙げられる. 一方で,発生原因について明確な提示を避けることで,作品としての完成度を上げる試みもなされている.

(ゾンビ発展期)
  20世紀の終わりまでをゾンビ成熟期とすれば,21世紀に入り,ゾンビは飛躍を遂げていると認めなければならない. コレまでのゾンビ映画の多くが,1978年のロメロ作品によって方向付けられていたのに対し,様々な工夫を取り入れた斬新なゾンビ映画が多数排出されている. 例えば,人間以上の運動能力を持つゾンビや,一定の集団性と知性を備えたゾンビなどが之にあたる. また映像技術の発展に伴って,POVなどの新しい視点からのゾンビ映画も多数排出されている.
*走るゾンビや強いゾンビについては,これまでも考案されてきたが,映像技術やメーク技術がそれに追いつかず,良い評価を得る事が出来なかった.


実際にはそれぞれの項目について,IEEE形式で15Pくらい書ける量の歴史が,ゾンビ映画にはある. ここではかなり乱暴な形でゾンビ映画の歴史を振り返った. 当初単なる生ける屍であったゾンビが,様々な時期を越えて,集団性や高い運動能力,知性を持っていったという事がご理解いただけたのではないかと思う. その上で,ようやく今回ご紹介するデイ・オブ・ザ・デッドの話に戻る事になる.

この映画は,劇場公開されること無くDVDでのみ世に出た作品であり,世間的には失敗作品であるという認識が根強い. だがしかし,この映画で描かれるゾンビ像は,之まで追ってきたゾンビの進化の延長上にあり,今後の作品に何らかの影響を与える事が考えられる.

デイ・オブ・ザ・デッドに登場するゾンビたちは,生前の役割や,性格,知性を「ある程度」残した状態でゾンビ化する. この発想は之までにも幾つかの作品でみれられた特徴であるが,この映画の中で描かれる「ある程度」残った特徴がちょっと衝撃的だったので目に付いた. 登場する一人のゾンビが,ベジタリアンなのである. そう,人間を食えないのだ. 

この設定を始めてみたとき,この監督は本当にゾンビの事を良く分かっていると感心した. ゾンビ映画内のゾンビについては各所で活発に(多分世界で100人くらい)議論がなされているが,その中の1説に,ゾンビとは人間をもっとも極端な方法で表現したものであるという説がある. ゾンビとは,極限まで食欲を旺盛にした人間であるという説だ. この説にも幾つか問題点(何故人間を食べるのか. 牛で良いんじゃないか とか)があるが,一定の評価を得ている. この説を採用し,かつ今後のゾンビ映画が行き着くべき個性あふれるゾンビ社会を考えた時,人間を食べることに固執したゾンビ以外に,ベジタリアンなゾンビが生まれたとしても之は自然な事であり,今後のゾンビ映画の常識を変えていく可能性を秘めていると思う.


とまぁ,長くなりましたが,映画自体の出来栄えは微妙なところ. 一応退屈せずに最後までは見れるかな. ちなみに,デイ・オブ・ザ・デッド2っていうのもあるのですが,こっちは全力で低予算映画なうえに,全く面白くないのでオススメは出来ないです. 他に付け加えるとすると,デイ・オブ・ザ・デッドの主人公の女の子は可愛いです.

#久しぶりに長い日記を書いたら疲れた.
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by g_aks | 2009-09-05 04:23 | 最近のAKS

ようやく落ち着いてきた

大学を卒業してそろそろ半年. ようやくこっちの生活にも慣れてきました.

で,感じる事ですが,大きな企業の最大のメリットは暇な事(御幣があるかも. 激務ではないって意味)だと思う.

正直なところお金貰ってする何かは所詮お金の対価でしかないので,イマイチな出来栄えでも相手(上司とか取引先とか)が納得すればそれ以上は追及のしようが無いという問題がある.

僕としては,どれだけコストをかけたとしても納得した物を作りたいので,重点が置かれるのは趣味で作っている物という事になる. この点,暇な大企業なら定時に逃げ帰ることが可能(誰かがカバーしてるんだろうけど)なので,趣味時間が異常に長く取れる. また,本当に仕事が暇な時には業務に必要な勉強と託けて全く関係ない線形代数や集合代数の勉強をする時間が取れることも魅力的.

誰から求められるわけでも必要とされるわけでもない物を作っている時ほど楽しい人種にとっては幸せな日々を送る事が出来ています.


でも,多分そのうちクビになります.
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by g_aks | 2009-09-02 20:36 | 最近のAKS